ケヴィンのロングインタビュー
お正月に嬉しいお年玉。
PJさんによる18分にわたるインタビューです。
スケートを始めた頃のこと、手術のこと、日本語のこと、ゲームのこと…などを語っているらしく、ポケモン、デジモン、ノブナリオダ…って聞こえてくる!
私の聞き取れた範囲はそれだけだったのですが、
翻訳神のsatomimさんがヒアリングして翻訳してくださったので、
リンクさせていただきます。
ソチシーズンから手術後までの状況や心境など、涙なしには聞けない(読めない)インタビューでした。
そんな長く辛いシーズンを過ごして、スケートをやめないで、手術をして戻ってきてくれたケヴィンに感謝の思いでいっぱいです。また、ジョアン・コーチとケヴィンのドクターや医療チームにも感謝の手紙を送りたいぐらい(←迷惑)。
こんな話を引き出したPJさんの、スケーターとの信頼関係はさすがだなと思いました。
PJさん、satomimさんありがとうございます。
http://www.openkwongdore.com/2017/01/02/episode-24-kevin-reynolds/
ケヴィンインタNo1 ブーツ問題について 長期に渡るとこれは靴なのかそれとも自分が原因なのか?と疑問に思った。が、信念を持ち続けた。幸運なことに足のサイズがアップした。'08&'09の時のようなブーツの在庫を買い占めた。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo2 股関節について 左の股関節、股関節唇損傷は徐々に悪化していった。'10に転倒した時の衝撃か?数年間は大きな痛みはなく何とかやっていたがブーツが合わなかったシーズンに痛みが急速に悪化した。もしかしたら股関節が原因だったかもしれない。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo3 手術が成功してこんなに早くスケカナで3位になるまでに復帰することができた。これ以上望むことはない。本当に嬉しい。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
痛みについて 100%痛みが無いという訳ではない。正確に股関節のどの部分か示せないが長い間悩まされ続けてきた痛みは殆ど無くなった。
ケヴィンインタNo4 切開した部分の瘢痕組織(皮膚が損傷から治癒する過程の組織)は約2年ほどで徐々に目立たなくなるだろうと言われている。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ジョアンコーチについて 自分が次のレベルに達成できるように集中し指導してくれる。
ケヴィンインタNo5 世界のトップと戦えるように自分には何が必要なのかを重点的に取り組むように指導してくれる。自分の今迄のスケートキャリアの浮き沈みの間中ずっと支えてくれた。ジョアンには感謝の気持ちでいっぱいだ。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo6 なぜスケートをするのかと聞かれて 自分を信じて目標を設定すればなんでも可能だと思う。スケカナで3位になったことがそれを実証していると思う。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
困難な状況に陥った時にどうするか 一番重要なことは手放すことだと学んだ。
ケヴィンインタNo7 なす術の無いどうしようもないことにかなりイライラしていた。ソチ五輪半年前にいろんなことが坂を下るように悪化し始めた。何とか団体戦では演技をまとめることができたが事態が悪化し始めて状況が気まずいのを感じていた。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo8 苦痛を感じていて何があってもどんな状況でも上手くやらなければいけないと感じていた。ベストな状態で試合で戦えると皆んなに証明しなければいけないと思っていた。もしそれが出来なければ終わりだと思った。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo9 ずっと応援してくれている皆んなを失望させたりがっかりさせるんじゃないかと思った。自分のスケートキャリアをずっとサポートしてくれている皆んなが離れて行ってしまうんじゃないかというのが最大に恐れていたことだった。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo10 驚いたことに一番状況が思わしくない時スケートを続けようか疑問を持っていた時にでさえ皆んな支えてくれた。このことはもっと人を信頼しなくてはいけないということを教えてくれた。本当に心から今迄支えて来てくれた皆んなに感謝しています。感謝の気持ちでいっぱいです。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo11 いつスケートを再開しようと決めたのか リンクの施設の中にあるジムでリハビリしていた時に窓からスケートをする人達を見ていたら何か本当にスケートがしたい!心からそう思ったんです。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo12 そんな風に思ったのはこの1年と少しの間で初めてのことで本当にスケートをしたくなったんです。1年を通していろいろ混乱することが多かった。自分はなぜスケートをしていたのか疑問に思ったりもした。リンクの上に戻りたいという気持ちできるだけ復帰してみようと思った。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
ケヴィンインタNo13 '18平昌五輪を最終目標にしている。それが復帰した本当の動機。股関節手術後の初めてのカナダ選手権どうなるかわからなかった。元のレベルまで状態を戻すことができるのか。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
夏の間かなりトレーニングを積んだので更に強くなったと感じる。
ケヴィンインタNo14 今迄のところ物事は順調で痛みも無い。そういったことがオリンピックチームの代表の座を勝ち取る大きな自信になっている。
— satomim (@char_chan26oct) January 4, 2017
前半部分の訳です。
ケヴィンインタNo1 インスタグラムについて 反響がすごくてこれからも続けたいくつもり。名前の後にドットを入れたのは同姓同名が多いから
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
スケートを始めたきっかけ 父が自分のホッケーのスケーティングスキルを向上させるために習い始めた。
ケヴィンインタNo2 CANスケート(初心者レベルの基礎スケーティングを教えるプログラム)を通してスケートがすごく好きになった。最初のコーチのおかげでフィギュアスケートに熱中するようになった。初めはトウピックが引っかかって転んでばかりいて本当に大嫌いだった。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo3 けれどジャンプを習得すると大好きになった。空中でくるくる回転する感覚が大好き。スピンも同様に大好き。何時間も何時間も練習していた。新しいジャンプを跳んだりスピンをできるだけ早く回ったり。スケートに対する大好きという気持ちはそういったことが原点になっている。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo4 達成感のあったジャンプは?皆んなアクセルって言うけど アクセルです。アクセルを降りた時に両親からご褒美としてアイスクリームをもらった。長い間練習していてもなかなか降りられなかったから。アクセルは本当に回転している!という感覚を得られた最初のジャンプだった。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo5 他のジャンプと違って空中でくるくる回転する感覚はアクセルが初めてでびっくりするくらいすごい感じがした。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
アクセルは難しかったか? 特に3Aを跳ぶには自分の体格がかなり細いので充分なパワーを得られず難しかった。なので実際には4回転を先に習得した。
ケヴィンインタNo6 3Aの練習を先にしていたのに4回転は自分にとって簡単だった。けれど最終的には3Aは今では難しくなくなった。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
今までの最高の勝利は?もしくはメダルは? スケートカナダの銅メダル。ここ何年か困難な事に直面していたから。
ケヴィンインタNo7 手術から戻った来て今迄とは違う新しい自分のような気がしている。大学に通っているし以前のようにプレッシャーも感じない。自由な感じでスケートができるなんて何年もなかった。怪我の痛みはもう無い。素晴らしいスケート靴も手に入れた。いろんな事が順調で上手くいっている。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo8 勉強について 国際関係論の学科を習得することができればと思っていて1月にそのコースを申し込むつもり。これまで以上に勉強が必要になる。できれば外交関係の仕事をしたいとずっと思っていたから。国連大使の仕事とかそういうのにずっと興味があった。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo9 性格について家でも口論はせず穏やかなのか? 家ではどうかわからないけど自分のことを話す前に他人の意見を聞くように育てられた。だから自分の意見を言う前にいつも相手の言うことをよく考えるようにしている。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo10 日本語について N2に合格できればいいなと思っている。来年(インタは昨年10月末なので今年)N1に受かればいいなと思っている。大学で4月からあまり日本語の勉強ができていないが地元の日本語学校は週一で通っている。そこでも勉強を続けていくつもり。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo11 言語について 弟と自分は子どもの頃French Immersion学校(漬け込み型バイリンガル教育校)に高校生になるまで通っていた。https://t.co/cmQuc0QLfh
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo12 日本語を学ぶきっかけ 様々な要因があるけど子どもの頃TVでデジモン,ポケモン,セーラームーンが相次いで放送された。メドベージェワ選手はEXでセーラームーンを滑っているよね。きっかけとなったのは初めてNHK杯に行った時皆んながとても親切だったから。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo13 帰国後1週間ほどしてから日本語に興味を持つようになった。もう一つの要因はファンと少しでも良いコミュニケーションを取りたいと思ったから。日本でファンクラブができたことを知って日本語でコミュニケーションを取ったりファンの気持ちを理解できたらというのが動機。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo14 ゲーム音楽について 最近オーケストラ演奏のゲーム音楽の人気が急上昇している。ゲーム音楽は過小評価されていると思う。皆んなスーパーマリオの音楽を想像するけど実のところゲーム音楽はかなり興味深い。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
ケヴィンインタNo15 自分がゲーム音楽を使って滑ったことによってその素晴らしさを解ってもらえればと思った。
— satomim (@char_chan26oct) January 7, 2017
インタ紹介文抜粋訳
— satomim (@char_chan26oct) January 10, 2017
ケヴィンは賢く言葉遣いが丁寧で質問に対しての返答は配慮がある。最初彼がスケート界に現れた時ジャンプの能力が最もよく知られていたので私は彼のことをカナダのクワドキングと言及したほどだった。それ以来何が成長したかというと、スケーティング上での人格や(続く
インタ紹介文抜粋訳 続き) あらゆる種類の異なる音楽を解釈する能力が伸びたのだ。
— satomim (@char_chan26oct) January 10, 2017
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